基本知識
昨今では多種多様な葬儀が各地で執り行われていると新聞や雑誌さらにはテレビなどのメディアで目にすることが多くなってきました。
そんな中たまたま有名な芸能人の方の訃報をテレビで観ることがあったのですが、「家族葬」というキーワードを添えて紹介されていました。
今や多くの人が一度は耳にしたことがある「家族葬」、私共もよくお客様から、このワードを聞くことが多くなってまいりましたが少し寂しい気持ちになることがあります。
古い話なのかもしれませんが葬儀は亡くなった故人を多くの関わりをもった人たちが見送るひとつの儀式でもあり、遺族が故人の人生を感じられる空間でもありました。
この儀式が昨今では少なくなりつつあるのは寂しいですが、遺族にとって色々な参列者へ気を遣うことが少ない分、故人と向き合う時間を多く取れるという大きなメリットがあるのも事実ですので葬儀のあり方を今一度、私共も考えさせられます。
昔からの葬儀と家族葬のどちらが良いのかは分かりませんが、遺族が故人を心から想う気持ちは変わらないからこそ悩めるものであると思いますし、私共も心をこめて精一杯のお手伝いをしていかなければいけないと改めて考えさせられました。